×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

充たされる日

 

 

更新頻度はメンタルと反比例する、筒井です。

 

 

 

 

 

 

『平成最後』

 

 

 

 

 

 

 

 

   電車広告、ジュースのラベル、雑誌の表紙、新聞の一面、ラインニュース、どこを見ても「平成最後」の四文字が高確率で流れている。

 

 

 

   だいたいこんなものに流されて「#平成最後の飲み会」とか「#平成最後の酒」とかいう投稿をしてる連中はロクでもなく、ただ流れるような毎日を送ってきているから、何かの節目に騒ぎたくなるんだな。と騒げない僕は僕に言い聞かす。結局、友人に誘われたら渋谷に行ったかもしれないような意思の弱い筒井です。

 

 

 

   代わり映えしない毎日が突如輝くイベントに弱い人たち(大人)は一定数いる。そんな風に相変わらず地面と平行になるほど僕は斜に構えつつ、懐刀を磨きに磨いていた。そんな僕も親友たちとの飲み会を昨晩終わらせて、「平成最後に会えてよかったー!」とか言っていたところだ。都合のいい男だ、平成最後ってのは使いたくなる。節目ってのは、確かに気分がいい。そしてインスタグラムで知ったが、知り合いが早速入籍していた。頭だけじゃなく色々おめでたい奴らだ。

 

 

 

 

 

 

   平成最後の日、僕は千葉の実家に帰ってきた。

 

 

 

 

 

 

   特に誰に会うわけでもないけれど、なんとなく親に挨拶をしようと帰ってきた。転職してから会ってなかったけれど、そんな話より太っただの、背が縮んだだの言われた。多分、多分別に特には変わってはいない。昨日も今日もそんな変わってはない。今日みたいに、みんなもそんなきっかけみたいなものがほしいのだ。ぼんやりとした、目に見えないけれど何かが変わる瞬間を。僕も変わるきっかけがほしい。

 

 

 

 

 

 

 

   友人がどんどん結婚していき、親に初めて「結婚したくないの?」と聞かれた。別に何も考えていないというか、明日してもいいくらいだけれど、僕は奥さんに頼まれて、令和元年の初日に区役所に並ぶほど嫁さんを愛せる自信はない。インスタで流れてきた写真をニヤニヤしながら「いいね」したよ。テレビを観ながら区役所に並んでるカップルを見て「ロクでもねえな。」って笑ってくれるような人がきっと僕には丁度いい。いいスレ(錆び)っぷりを求めている。

 

 

 

   25年に節目が来た。色々あった。たった25年は、一言や二言じゃ言い表せないほど色々あった。これからも色々あるんだろうな。その度に「まあまあ」とか「なんとかなるでしょ」とか「そいつぁすげーや」って生意気言いながら、やり過ごして、受け身を取って、斜に構えていくんでしょう。ここまで拗れたら変わる気なんて多分考えていなくて、今まで通りに明日からも楽しく過ごそうと、また僕が僕にブログで言い聞かせているのだ。特に疲れたわけじゃないけれど、僕の令和はこんな感じでニュルッとスタートした。理由もなく、気が重たい日だった。

 

 

 

 

   一言言うのであれば

 

 

 

 

 

 

   これからも仲良くしてください。

   程よい距離で、程よいタイミングで。

 

 

 

 

 

 

また明日。