×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

余談+余談+本題(過去に戻る方法)

 

 

有田哲平について書いていた筒井です。

全くおもしろくないのですべて消して、下書きを掘り起こしました。

 

下記、今年の4月から5月に書いたものです。 

 

 

 

『不満』

 

 

 

 常日頃からブーブー言ってる割に、僕はあまり世の中に対する恨みや不満は無い。結局中身がないのだ、発言に。不満が無いというか、なんだか響きがいいから「興味がない」ということにしている。電車でカップルがベタベタしていたとしても「はあ?」とはならない。人の幸せなんてどうでもいいじゃないか、それが誰かに迷惑をかけていないのなら、いくらでもしてどうぞと思う。不満は無いが、馬鹿にはしたくなる。果て、もしや僕は彼らが羨ましいのではないだろうか。そんな風によく電車で自分を上下左右から眺めてみる。自惚れて、失敗し、嫌われる奴は自分がイマイチわかっていない人が多い。その恐怖に怯えた結果、逐次自分が調子乗り線を越えないギリギリに立つような振る舞いを取るようになった。これはきっと僕の特技と言ってもいい。これこそが、筒井の処世術だ。少なくとも電車で0.02mmの距離で顔を近づけ合うカップルは、世の中的には嫌われ、妬まれる対象になる。どこまでがセーフなのかを考えるのは、きっと僕みたいな勝手にとんがりまくったダサい男が生き延びる道なのだろう。そんな自分に心の中の筒井さんはブーブー言っている。もっと好きにやれよ!と。カップルの横をすり抜ける際に大きく舌打ちでもしたい。我慢だ。何もいいことはない。その行動ですら、ダサいじゃないか。好きに愛し合ってくれ。コソコソとブログに書くほうが、僕らしい。「僕らしい」なんて言葉すらも、ダサい。いや、これじゃ堂々巡りだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

『トントントントンpart.2』

 

 

 

 

 トントン鳴ってるお話を書いたところ、面白いコメントをいただきました。僕もコメントを見て思い出したのですが、太宰治に「トカトントン」という話がありましたね。コメントには「トカトントン」のあらすじと僕のブログの感想が添えられており、この人は多分あんまり世の中には(故意に)関わっておらず、変わっていて面白いステキな人なんだろうなと僕は勝手に予想しました。その後、トントントントンは工事に来ることになりました。どうやら配管と壁を繋ぐベルト?のようなものが風で揺れ、壁にトントントントンと当たっているみたいです。原因がわかってしまうと、やはり寂しい。今日もエアコンを付けるとトントン鳴っている。

 

 

   昔、爆笑問題の太田が太宰治の『晩年』を勧めていたので読んだことがある。人に何かを勧められるのは嫌いだけれど、当時、太田ファンだった僕は何がどうなったのかすぐ買いに行った。恐らく初めて出会ったのはラジオを聴いていた16歳くらいの頃だったはずだけれど、サッパリ面白くなくて放置していた。ただコメントのおかげで太宰を読み返すことにした。誰かはわからないけれど、知的なコメントをしてくれたそこのあなた、ありがとうございます。正直に書くと、それでもやっぱり僕は太宰があまり好きではなかった。僕には太宰はカッコよすぎるし、知的すぎる。もっとダメで、もっと肯定されたいのだ。そうだね、安吾くらいが丁度いいのかもしれない。もっとまともで、もっと狂っててほしい。矛盾してるけれど、その人に伝わるといいな。

 

 

 

ここからは、6月12日、AM2:00 今から書きます。 

 

 

 

『死者蘇生』

 

 

 

 「○○は死んだ。」

 

 

 やはりキャッチコピーやサブタイトルのようなものは簡潔でインパクトがあるものがいい。例えば僕が記事のタイトルを「ナインスアポロは死んだ。」とかにすればきっとPV数が爆上がりし、何言ってんだというコメントの殴打を受けることになるだろう。「ロックは死んだ。」「アジカンは死んだ。」「テレビは死んだ。」煽り文句としては絶好であり、ファンにストレートに刺さるいい言葉だと思う。その中でもここを見ている僕らの大多数が共通してぼんやりと思っていることは「J-POPは死んだ。」だろう。確かにここ最近のオリコンランキングなんて米津玄師くらいしか口ずさむことはできず、チーム秋元康とジャニーズが占領している。これは果たして死んだということだろうか。僕は確かに「死んだ。」と思っている。どんな名曲が生まれようとも、アイドルグループ&握手券に勝てないポップソングがあるということは、結局死んだのだ。別にアイドルアンチでもないし、それが悪いことだとも思わない。法に反していないからね。でもきっとこの先2.3年は握手券にポップは負けるのだろう。そんな感じがする。

 

 

 ポップは生き返るのか。

 

 

 

 

 答えは、生き返る。

 

 

 

 

 

 厳密には、生き返るのはここ数年のポップソングじゃない。僕らの親父や母ちゃんが僕らくらいの歳だった頃のポップソングが生き返る術がある。これは現状を救う施策でも、救済措置なんかでもないけれど、生き返ったポップソングは目眩がするほど輝いていて、それらが死んだJ-ポップをいつか救ってくれたらという、希望くらいは与えてくれる。それがここ最近、僕がしつこく呟いているジャンルの『Future Funk』や『Future Bass』だ。どんな音樂かの解説なんかは長くなるし、個人の聴き方や好みをダラダラ書くのは僕のブログ論に反しているので、割愛する。ただ言いたいのは、80年代や90年代に生まれ、時代という「唯一無二」の波に流され、難破していた欠片は息を吹き返した。自然発生的ではなく、今を生きるDJやミキサーによって、僕らの前に現れた。こんなに興奮することはない。それは死んだポップを蹴飛ばしながら、ロックを聴いている今の僕らにとって、間違いなく新鮮なのだから。

 

 

 

 

 長くなってしまった。もう一つ言えば、ルーツを辿るのは楽しい。今のsuchmosawesomeやネバヤンが流行る理由の根源がここにある。MIXされた曲を聴いて、原曲を聴いてみる楽しさもある。僕らが今欲しいのは「次世代」ではなく、実は「レトロ」に「今」を融合させた最強のポップなんじゃないだろうか。山下達郎角松敏生竹内まりやが今の時代にミックスして生き返ってくる。勿論、彼らも現役なのだが、彼らを聴く「きっかけ」は圧倒的に不足している。今の時代、2020年の音樂を聴くことはできなくても、1990年の音樂はスマホとイヤホンさえあれば聴くことができる。「今風」にアレンジされたポップ(future funk)から、90年にタイムスリップしてみることを勧めたい。そこには僕らがこの数年感じることのなかった本物の『懐かしい』に偶然出会うことができる。

 

 

 

 

 

 

 

そしてその先にある感想は

「やっぱりJ-POPは最高」だろう。

 

 

 

soundcloud.com

※原曲:Down Town Boy/松任谷由実

 

 

www.youtube.com

Airport Lady / 角松敏生

 

 

soundcloud.com

 

原曲 : プラスティック・ラブ/竹内まりや