暇だとブログが書きたくなる。いいことだ。そして暇なこともいいことだ。
書きたいことは3つある。そのうち2つは不満だ。不満はある特定の人物を対象に書くこともあれば、ある特定の人たちに向けて書くこともある。そのうち1つは特定の人物が度々僕に無意識にしてくることなので、僕はここには書かない。ここで牽制をするだけのチキンだ。だからブログは楽しい。関係無いけれど、都内にたった二人しかいないいつもの友人から連絡が来ないから、僕はとても拗ねている。
『どこに行く』
前々から散々書いているように、人の好き嫌いを減らそうと努力しているもののそう簡単にはいかず「どうしてそんなことができるんだろう。」「今の話の何が凄いんだろう。」「オチはどこにあるんだろう。」最終的に「何で僕は今日来たんだろう。」と一度相性が悪いと決めつければ何が僕に合わないのかを探し始める。結果行き着く先は相手が悪いのではなく、僕が一切面白くできなかったことや、僕が素直にその人を褒めてあげられないことに辿り着いてこの悩みはモヤモヤとしたまま消失する。そして僕は次に飲む機会を失う。
幸いなことに「楽しくなさそうだったね。」と言われた(バレた)ことはないが、基本的に楽しい飲み会なんてものは少ない。また別軸で、新しい人(初対面)と会うのは楽しかったりもする。基本的に興味が無くても質問攻めに合うから都合がいい。こちらから話を組み立てることもなく、ハイボールを飲んでいれば質問が飛んできて、それに対してああだこうだの答えているだけで、その場が盛り上がったりする。問題は次だ。次に遊んだ時に何を聞かれるのか、何を話せばいいのか分からず、いつものドタキャンを繰り出す。+1になった友人が2週間後-1になる瞬間なんてザラで、何だか勿体ない飲み会だったなと反省する。反省するが、改善ができない。学習しないただ一人の生き物なのだ。
出かけると言えば飲みに行くくらいだけれど、電撃が走ったかのように今日、さっき「水族館に行きたいな。」なんて思った。テレビで八景島シーパラダイスだったかな。そんな場所でのロケで、エスカレーターの天井まで水槽になっていて、いい場所だなと思った。思ってしまった感がある。普段から趣味が無いと公言し続けていると、何かに興味を持つことに「意外だね」と言われたくて発言してるような人に見られるんじゃないかとビクビクしてしまう。ただ「水族館」なんてもう何年も行っていない。最後に行ったのはきっといつだかの彼女だろうけれど、一体誰だったんだろう。楽しかったかも覚えていない。では僕は一人で行けばいいのかと考えるけれど、それは何だかさすがに寂しすぎやしないか。水族館に一人で行くような26歳はどこかむず痒くなる。"それ"すらも狙ってる感が出る。まったく生きにくい。
きっとこういう時、大学生くらいならもっと気軽にいわゆる"女友達"という人を誘ったりしていたのだろう。それかダブルデートみたいな形を組んで、1泊2日で行っちゃう？なんてことも話したのだろうけれど、今はそうもいかない。お酒が無いと饒舌になれない癖に、いきなり友人を水族館なんかに誘ったらどう思うだろう。気持ち悪い。
「筒井・・・狙ってる。」
こう思われないだろうか。怖い。男性に慣れている女性(失礼承知です)はこんなことを聞いて「考えすぎてる、童貞かよ。」と思うのかもしれないが、これはなかなか勇気がいるのだ。概ね男性意見は「わかる。」となり女性は「そんなの気にしなくていいのに笑」といった具合であろう。僕は水族館に行きたいというよりは、水族館を味わえればいいのだから、最悪家のプロジェクターでドデカイ水槽の動画を流してるだけでも満足するかもしれない。きっと今日はそれで我慢をするのだ。というか最悪水族館なんか行かずに、水槽でも眺めながら美味しいお酒が飲めればいいのだ。
いやいや、水槽なんていらない。ラグビーのハイライトでいいんじゃないかな。
掃いて捨てるほど言われてきてはいるけれど「どこに行くかより、誰といくか」ということは事実以外何物でもない。1食3万円のコース料理に素敵な女性と行くより、高校時代の友人5人で鳥貴族のほうがきっと楽しい。では5人で1食3万円のコースを食べたら、僕はどうなってしまうのだろう。どうせ味なんて、気にすることができない。
きっと本当に素敵な人(大人)は「誰といくか」の"誰"がジャンルごとにたくさんいるんだろう。
僕はここを増やせたらいいと少し思う。
そうしたら水族館気分を家で味わう必要なんてないのだから。
そして読んでいる人に問いたい。
今この瞬間、水族館に誘える人、何人いますかね。
それでは。
