×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

全国の文系大学生と現営業職へ part2

 

 

こんな夜中に、こんばんは。筒井です。

寝る寸前に思い立ってしまい、パソコンを起動した。

 

続きモノを書くのは苦手だ、慣れてない。

僕は小説とか書くのも好きじゃない。

続編って書いてて飽きるし。

 

矛盾も生まれる。

読むのも苦痛になってくるから。まあ、それでも纏めるよ。

 

 

 

『謝罪』

 

 

 

 入社1年目の夏前から、飛び込み営業が始まった。地獄だった。「地獄」以外形容しようがない。何件回ったか、集めた名刺の数、その日の商談件数を週次で上司に報告することになっていた。今思うとよくぶっ倒れなかったなと思う。そりゃもう僕のことですから、途中からサボってたけどさ。それでも怒鳴られ、嫌われ、頭を下げることは続いた。営業中の店に資料片手に飛び込んで、店長やオーナーを呼び出すんだもん。客じゃないんだもん。時代に反している。今も僕らの業界以外にも存在するらしいが、悪しき風潮だと思っている。「情」のようなもので広告を売るなんてどこもロジカルじゃない。契約の結果、打ち切られるのも目に見えていて、目先の売上や数字に追い込まれた結果の手段だと、ある日を境に上司が哀れになっていた。何百件と飛び込んだだろう。その度に嫌になり、店前で躊躇い、引き返しただろう。

 

 

僕はそんなことを「今思うとあの経験が、成長につながった。」

なんて微塵にも思わない。

 

 

 

『経験』

 

 

 

「今日は終日アポ無いなら飛び込んできて。」

 

 

 そんなことをよくいう女上司だった。自分が手一杯になると周りが見えなくなる人で、少し可哀想だった。その上体調も崩してて、明らかに自分を殺しながら働いていた。お陰様で僕も何度か刺された。僕が気になったのは上司が一向に飛び込みのマニュアルやコツを教えないことだったが、僕より上に入社した人たちは飛び込み営業の経験が無かったことに後々気づいた。秋から冬になる頃かな。刺し殺してやろうと思った。苦労も何も知らないヤツが僕の「経験」を積ませたいだとか何とかで知りもしない指示をしているのかと。

 

 その頃から僕はご機嫌取りに回った。女上司と休日に買い物も行き、昼飯も食べ、勧められた映画を観て、機嫌が悪そうなときは僕が当時狙ってた女の子にどうアタックするかとかいう質問をして、気を逸らせた。チョロかった。僕に色んな仕事の悩みを話すようになっていた。

 

 

 

2017年春、その女上司は会社を辞めた。一つ、呪いから解放された。

 

 

また、気が向いたら備忘録として書きます。