こんばんは、筒井です。
パート7まできてしまった。
『理想郷』
昔、というか小学生の頃に鋼の錬金術師にハマり、ガンガンまで買うようなハガレンっ子だった。そんなハガレンのOVA?というか映画作品に「シャンバラを征くもの」という作品がある。何回も観た。架空の仏教都市がその由来だが、シャングリラもそのようなもので、架空の理想郷をシャングリラと呼んだのだ。詳細はジェームズ・ヒルトンの『失われた地平線』という本を読んでくれたら大丈夫。そこには幻の理想都市として「シャングリラ」が登場する。人々は何一つ生活に困らず、長寿であり、音楽を愛する者に囲まれ、高山の中にある街で暮らしている。そんな場所があるだろうと思われた地域へ、麗江から向かった。数日前苦しめられた高山病は回復していた。どうやら、若い体はすぐ順応するらしい。3500mに達したが、僕はピンピンしていた。若さっていいな。
ただ、ひたすらに寒かった。
特にここでの地域について書くことはないけれど、相変わらず僕は中国人が話しかけやすいらしく、色々な場所で声をかけられた。なぜ日本人が一人でこんなところにいるのか、なぜ下手な中国語を話せるのか、そもそも一人で旅行してる意味。彼らに対してそれを細かく説明する必要もなく「まあまあ!写真撮って、飯食おうぜ!」と言えばいつのまにか昔からの友人みたいになっており、さすが大陸、余所者を受け容れる速さが凄まじかった。ありがとう。違法タクシーのお兄ちゃんでさえタクシー料金を値引きしてくれた。やっぱ白タク、最高だな。一日中走り続けて¥2000って、大丈夫だったかな。
以下、写真+一言コメント
いい場所だったので、写真30枚くらい載せます。
チベットの寺院 闇の中、ライトアップ
派手すぎでは
RPGに出てきそう
まずまず綺麗な部屋、エアコン無し
内鍵がアナログすぎるんよ
ビーフジャーキーみたいなの美味しい。つまみ。
知らんおっちゃんとお茶会
雲が低い
奥に見える山まで向かう
高所恐怖症
雪と、雲
空と地面がくっつきそう
お願いごとを書く道
4500メートル
ただ、何もない景色に白が映える
白い馬
白塔=まあ、土着宗教(チベット:密教)のシンボルのようなもの(平和祈願)
SISTER JETとandymori聴いてた。
ナパ海(海ではない)湿地帯
ナパ、ナパ……アパーーーーーーー!
っていう自撮り動画を撮りました。
リスペクト 春日。
寝そべる。空はデカい。
美しく、荘厳だ。
チベット語…?かな
沖縄みたいだ。なんて言っちゃダメ。だよ。
空の青さが突き抜けてきた。ワクワクした。
館内はほとんど撮影禁止でした。悪しからず。
白塔から。
風が強く、日差しが強い。
経典なんですよ、これ。
嘘みたいな街だった。そうか、理想郷か。
安定のお姫様ベッド
飯食ってたらギターがあったので、照れながら少しandymori弾いてきました。
って歌ってたら韓国人のおっちゃんが話しかけてきて、今度日本に来るから一緒に飲むことになった。おっちゃんはandymoriの16を早速探していた。気に入ったみたい。
旅は友達というか、知り合いができる。いつ会うかわからないけれど連絡先を交換する。なんとなく作業的な感じもするし、多分二度と会わない人ばっかりだけれど、それでもまあいいじゃない。名前を見て思い出してもらえるくらいの僕でいたい。本望だ。中国最南端や、標高3500メートルの街に僕を知っている人がいるのだ。誇らしい、幸せなことだ。
旅は、終わりは向かう。南へ。
もっと南へ向かう。最南端の街へ。
理想郷から、南国の楽園へ向かった。
標高4000メートルの寺院に「願い箱」みたいなのがあったので。
それでは、おやすみなさいませ。