×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

ツツイの中国旅行記 part.9

 

こんばんは、筒井です。

 

 

 

 

成都

 

 

 

  成田行きの飛行機に乗るため、大都市成都に戻ってきた。特に成都でやることも決まっておらず、このシリーズはこんな感じでダラダラと終わりを迎える。特にやることはないんだから、特に書くこともなくなってくる。そして写真も減る。もはや中国の街並みや人の多さに目と脳が慣れているから、わざわざ写真を撮ったりしないのだ。危うく中国人になるところだった。感動は薄くなる。寂しい。でもそれはもう「経験」として十分だってことだろう。

 

 

 

三国志

 

 

 嘘っぽい話をする。ツツイは歴史小説が好きらしい。吉川英治三国志を読み、北方謙三水滸伝を読み、楊令伝を読み、とりわけ中国史が好きらしい。ここまでハマったのは多分きっかけがある。

 

 

 

   中学生の頃、僕の一年A組にはウザワ君というクラスメイトがいた。ウザワ君と出会ってから僕はちゃんと本を読むようになった。ウザワ君はとにかく賢かった。どれだけ賢いかと言うと、中学卒業後、県内トップクラスの高校に入り、有名国立大学の難関学科に進んだ。(敢えて伏せます)それに加えて彼はちゃんとユーモアのある男だった。そして彼は中学一年にして北方謙三の『水滸伝』に出てくる武将百八人の名前と特徴を全て記憶していた。恐ろしい知能だった。何度か家にも遊び行った。当然ゲームは三国無双だ。数え切れないくらいカラオケにも行った。懐かしい。そんなウザワ君から中国旅行前にインスタでフォローをされた。懐かしい気持ちと、タイミングの凄さに吃驚しながら、その場は特に連絡もせず終えた。

 

 

   成都三国志に出てくる国の一つ(蜀)の本拠地だということもあり、旅の終わりにも関わらず僕は中学生の頃を思い出し、色々と胸がアツくなった。青空文庫にある三国志を闇雲に開き、改めて読み始めてみた。十年も前、夢中になって読んでいたあの物語はこの地だったのかと。そして昂ぶった気持ちのまま、ウザワ君にインスタのDMを使って、なんだか青臭いことを送った。「もう遠い昔だけれど、僕はそういえばあの時二人で盛り上がった三国志の舞台に来てます。」と。自惚れてるのは僕だけなんですけどね。ただ、この成都の滞在が、約十年空いてしまった連絡の溝を一気に埋めた。ウザワ君は僕が喜ぶような返事をくれた。思いがけず、成都で思い出と飲みの約束が増えた。

 

 

f:id:shoegaze221:20190419024713j:image

記念写真ポイント


f:id:shoegaze221:20190419024710j:image

諸葛孔明

 


f:id:shoegaze221:20190419030307j:image

日本っぽさが少しあるね

 


f:id:shoegaze221:20190419024717j:image
f:id:shoegaze221:20190419024721j:image

f:id:shoegaze221:20190419024724j:image

情緒

 

 


f:id:shoegaze221:20190419024655j:image

最後のご飯は青椒肉絲

 


f:id:shoegaze221:20190419024700j:image
f:id:shoegaze221:20190419024704j:image

日本へ向かう

 

 

   何のために成都で二泊するのかわからなかったけれど、後から理由ができてよかった。結局、何事もタイミングなのかとまた誰かに言われる気がした。たまたまフォローをくれたから。たまたま成都にいたから。たまたま三国志を読んでいて、たまたま出会ったから。

 

 

 

旅のまとめは、別に書きます。

 

それでは。