×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

中国旅行記 エピローグ

 

 

『おわりに』

 

 

この記事、一本書くのに二万字くらい使った。三千字の記事を五本くらい書いて、結局全部消して、千五百字に収まった。安心。疲れた。

 

 

 

『川』

 

 

 

旅の後半、メコン川を眺めながらくるりの「リバー」とSISTER JETの「17」をひたすら聴いていた。それと渡會将士の「Every Day is Summer Vacation」も追加で。緩い旅だった。どこかへ旅行するのも誰かと一緒が多かった僕だけれど、初めて一人で海外に出た。そう。

 

 

 

 

 

 

気軽には集まれない 忙しい僕らになって

※渡會将士「Every Day is Summer Vacation」

 

 

 

 

 

 

   いつの間にか社会人になって、四年目になり、クソ忙しい日々が無限と続くようになって、そしていつの間にか解放された時、ふと周りを見たら、周りもクソ忙しい日々を送っていた。大変なのは僕だけじゃねえなって、本気で思った。旅行前にね。むしろ僕みたいなのがよく一人で日本で生きていけてるなと思うくらいだったよ。人生はマラソンだとか言うけれど、僕はそうとも思いません。走り続ける必要もない。走ってる人は周りが見えなくなる、そりゃそう。頑張ってる時はそんなもんだから。なんかマラソンじゃなくていい例えがないものかね。遊牧民みたいなもんだよ。よりよい場所を求めて移動をする。彼らだって毎日移動してるワケじゃない、休む時は休む。火を囲んでパーティーだってする。まるで僕じゃないか。

 

 

 

 

 

   旅行で何か変わった?

 

 

 

 

 

そんなこと聞かれがちだけれど、あるとしたらそれくらい。たかが二週間じゃそんなに変わらない。だけれど、休んだら周りがよく見えた。ワケがわかんないくらい皆悩んでて、頑張ってた。そんな悩まなくていいのにと声をかけるのは失礼だけれど、休んでる人の役目はそれくらいしかない。アドバイスとかも好きじゃない。どうせ決めるのは本人だ。腑に落ちない喩えだが、マラソンで例えると僕はその人たちの走りをじっと見つめる時間になった。中国からね。

 

 

 

 

 

   意味のある旅かどうか、帰ってくるまでわからないようなところも、色んなことと似ていた。引くまでわからない、ガチャガチャみたいな旅行だった。「意味があるのかな。」ってことが世の中にもたくさんある。山ほどある。でも終わってから、「意味あったな」と感じられるのであれば、やってみる価値みたいなものはあるだろう。あるか無いかわからないのであれば、確かめる以外術はない。そうでしょう。仕事にやりがいを探せ!とかいう話じゃないよ。そんなもの探しても仕事の中に全然見つからないだろうから。全力で走っている時に、意味なんか見つかるはずがない。ああ、そういえばこんなことを村上春樹が書いていたな。

 

 

 

 

 

 

そうだ、結局僕の好きな踊り続ける話だ。

 

 

 

 

 

 

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「ダンス・ダンス・ダンス」の名言集【村上春樹研究所】

 

 

   彼は踊り続けるんだと書いているが、僕は休憩を挟む。休憩を挟みながら、踊ってる友人をじっと見る。刺激を受ける。へこたれてる友人もいるだろうが、僕は踊る。意味なんて、もともと無いのかもしれない。好きな音楽が鳴っている間くらいは、僕も必死にならないといけない。言葉を借りるのであれば、来週の月曜から、またステップを踏むことになる。固まったものを少しずつほぐすように。いや、そもそも旅行に行ったことも「踊り」の一種だったのかもしれない。そうか、足だけは止まってない。言わば僕にとってこの旅行も、踊りの一部だった。来週からは、もっとステップを踏まなきゃいけない。たくさん休んだ、また頑張れる。踊り続けるんだ。

 

 

 

そんな決意を持って、旅のまとめとします。

 

 

 

 

本日を持ちまして

旅人から、サラリーマンに戻ります。

旅人筒井、お世話になりました。

それではまた。

 

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