×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

掃き溜めにフジファブリック

 

こんばんわ、筒井です。

 

 

 

『掃き溜め』

 

 

 ネットで出会った素性もよくわからないメンズ二人とブログを書くことになりました。一部、いや超一部には好評みたいで、僕は喜んでいます。二人は相変わらず死ぬほどドライですけれど。そこでは上手く捌ききれないようなことを僕は個人的にここで書くことにしています。とは言っても、全然ここが更新できてないんですけど。どうやら最近は仕事が忙しく、なかなかどうやっても「ブログ書くぞ!」というモードになれない。別に誰かに届け!というものでもないのだけれど、きっとそれだけ余裕も不満も無いということだろう。何がどうなってるのか、僕の周りには今丁度正念場の人が多い。よくわかんない試験だとか、僕にはどうでもいい正念場を今日も誰かが頑張り抜いてるらしい。僕は暇すぎてタバコ吸って、珍しく缶チューハイを飲んで(土日はダイエット休止)オードリーのDVDを観ている。今日頑張る人もお疲れ様です。まあそんな人も、休憩程度に新しく立てたブログを御覧ください。

 

 

▼掃き溜めにケツァール

https://2tou-1tou.hatenablog.jp/

 

 

 

 

 

 

フジファブリック

 

 

 お題箱にこれだけ書かれたお題が入っていた。恐らくこれは三人で書くお題ではなく、僕がこそこそこちらで好きなように書くものだと思う。いや、勝手にそう思った。フジファブリックは青春だった。僕が本当に仲良くしてきた高校の友だちはいつのまにかフジファブリックを聴いてくれていて、誰もが虜になっていた。当時付き合っていた彼女のお母さんまでもが『若者のすべて』を聴いていたくらい、浸透した。友だちに至ってはシングルなら車で流しても皆がサビで騒げるくらい、フジファブリックは身近に溶け込んだ。毎週決まった日にバンド練習があって、ベースを背負って25分の田舎道を自転車で漕いでいる時、きっと一番聴いたバンドはフジファブリックだ。僕は好きなFoZZtoneスーパーカーは友人のススメだったが、唯一たまたま聴いてビビっときた僕にとって稀有なバンドだ。どの曲にも、アルバムにも、思い出がしぶとくこびりついている。

 

 

 

 志村がどうとか、今の総くんがどうとかは色々な人がSNS上で騒いでることであって、別にこんなところで言及するつもりはない。ただ、どれだけ今のフジファブリックのメンバーが昔のような曲を作ろうとしても、それはきっとできない。志村正彦の血に流れる「ナルシズム」は作り出せない。それはもう、個性なのだから。だから現フジファブリックの方向性はすごく面白い。匂わせる程度の志村節に、爽やかさがブレンドされているから、ある意味で生まれ変わっている。それがいいか悪いかなんてのはきっと議論すべきではないと思うけどね。

 

 

 

 「オススメは何」と問われることがたまにある。これはあらゆるファンにとって名誉であり、自分のベスト1曲を判断してもらうという、いわば自己PRのようなものだ。恐らくこれは映画ファンも、車ファンも、風俗ファンも、自分のベストを伝える時は誰もがワクワクするだろう。フジファブリックを愛してきて、数人に聞かれたことがある。その度に一体何がハマりやすくて、一番なんだろうかと悩む。きっとその人が好きな曲調や雰囲気に合わせてオススメするというのが賢いファンなのだろうけれど、それがハマらなかった時、なんだか悔しい気持ちになる。だからもうフジファブリックをオススメする時の曲は1曲に絞った。凄く最近だけどねこんなことを自分の中で決めたのは。とりわけ曲自体に思い入れがあるわけでもなく、通学路でいつも聴いていたのは違う曲だし、フジファブリックっぽいかと問われると「変態感」が不足している。何なら志村が一人で作った曲でもない。それでもなぜか一生聴いているような気がする。

 

 

 

 イントロのワウ(ギターの音)、不穏な音を醸しつつも晴れ晴れしたようなメロディに聴こえるのはきっと16ビートのハイハットだろう。駆け出したくなるような、アルバムのタイトルをそのまま表現しているような若さがある。Bメロでの急な展開は歌詞の通りだ。サビでまた一気に景色が変わる。たった四拍の「空白」がソワソワさせてくれる、憎いテクニックがここにもある。Aメロ・Bメロ・サビ・Aメロ・Bメロ・サビ・Cメロ・大サビのどこにでもある曲のパターンなのに、これだけ情景が浮かぶのはどうしてだろう。鍵をくるくる回しながら、機嫌のよさそうな彼が浮かぶ。これだけ爽やかな曲だけれど、歌詞にあるのは「期待」だけで「結果」はない。そうか、途中なんだ。この曲のテーマは「変化」だとか「焦燥感」でもあるけれど、きっとその先にある根本的なものは「途中」というフワフワしたものだ。この先どうなるかわからないような不安と焦燥感と若さ故の「期待」みたいなものに今の僕も、10代の頃の僕もワクワクしてしまうんだろう。

 

 

 

そうか、アルバムのタイトルも「TEENAGER」だったな。

 

 

 

 なんだか地下室の下書きを書いている気分になった。普段はこんな気取った文章書くことなんてないし、僕が毛嫌いしてる部分なのにな。寒気がする。ジメジメした日が続きますが、夏がすぐそこまで来ている。そういえば近頃は雷もよく鳴っている。何かが変わるのかも。

 

 

 

  「星降る夜になったら」

 

 

フジファブリック『星降る夜になったら』(富士五湖文化センター) - YouTube