×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

Future Pop

 

8月19日 筒井です。

 

 

『LAMA』

 

 

   どんな音楽が好きですかね。

 

 

 

 

 

 

   メッセージ性の強いバンドが、メッセージ性を失った時、そのバンドを変わらず好きでいられたりしますかね。歌詞を失っても尚、好きでいられるかな。

 

 

 

 

難しいよね、僕にはたった1バンドだけある。

 

 

 

 

 

   スーパーカーが解散してもう15年弱くらい経つ。ボーカルのナカコーが20周年のアナログ盤を発売したとツイートをしていて、若干の悲しさと怒りが湧いた。20周年だからという理由でアナログレコードに特典のステッカーか何かをつけて販売して、昔のファンや現ファンの気持ちを擽るような行為だ。悔しいけれど買いそうになった。僕の家にプレーヤーは無いけれど、飾っておくだけできっと毎日眺めてはワクワクできるし、何よりアナログ盤はインテリアとしてここ最近?いや数年前から流行っている。別に部屋にあっても絶対邪魔になるようなものではない。でも買いたくない。そんなもんで満足したくない。そんな気持ちがあって、たまにはバンドの話をブログに書く。

 

 

 

 

   スーパーカーで一番好きな「Futurama」というアルバムも今回アナログ盤になっていた。まさか19年前とは思えない楽曲たちは、これから先20年経ってもまだ少し新しく僕には感じるのだろう。僕の中で確証がある。このアルバムに、いつまで経っても時代は追いつくことができない。だからと言って実験的な破茶滅茶な現代音楽ではない。僕らの理解ができる範疇で、未来にいる。いつも流行りのちょっと未来にいながら、流行を日和見しているのだ。このアルバムに時代が追いつく可能性があるのはきっとスーパーカーが再び動き出して「Futurama part.2」のようなアルバムを作った時に、ようやく過去の作品になる。それだけきっとファンにも特別で、もちろん僕にも特別で、ステキなアルバムだ。楽しい時も、悲しい時も、みんなでいる時も、ひとりになりたいときも、いつ聴いてもしっくりくる。一体、二人はどんな気持ちで作ったんだろうか。きっともう冷めかけていただろうけれど。

 

 

 

 

   そんないつ聴いてもスッと染みるバンドは唯一無二であって、強いて言うなら結局ナカコーが数年前に組んだ「LAMA」というバンド。当時高校2年生だった僕は、カウントダウンジャパンのアストロブース?(DJメインのブース)でLAMAを最前列で観た。確か一緒に行った友達は座席か何かで待機してもらって、エゴを全開にした記憶がある。ステージにいるナカコーとミキちゃんは憧れのスーパーカーでは無かったけれど「Futurama」から脈々と流れる最低限に削ぎ落としたサウンドに変わりはなく(ひさ子が手持ち無沙汰だとは思うけれど…)Night Telepathyなんかはもうさ、尖りに尖ってて、SFサウンドのギリギリを攻めてるんだよね。どこまでもポップで新しくて、相変わらず極上の才能をステージで爆発させていた。そこから相変わらずエウレカセブンなんかもタイアップしてさ(スーパーカー時代でもタイアップ済)同じようなメンバーで活動するなら早く再結成しろよって思いながらも、やっぱりスーパーカーの曲ではなく、しっかりと新しいものを造り続けるLAMAだった。後に発売したModanicaというアルバムも傑作だった。これも機会があれば是非聴いてください。僕は他人に何かを勧めることが物凄く嫌い(苦手)ですが、スーパーカーやLAMAは別です。「○○食べてないなんて人生損してる。」「○○嫌いなんて人生の半分以上損してる。」という超ムカつくワードがあるけれど、僕にも言わせてほしい。

 

 

 

スーパーカーを知らない音楽好きは人生損してる。」

 

 

 

 

   と、ここまでが下書きに入っていた。気になってYouTubeを漁っていてライブばっかり観ていたら満足してしまって少し熱が冷めた。今はyoutubeがあるから、いつだって解散ライブの映像も無料で観れてしまう。DVDだって発売しているのに、誰もが気になったら解散ライブから観れてしまう時代だ。きっといきなりそんなエモーショナルな場面を観たところで、何も感じるものはない。ただ冷たく燃えるボーカルと、燃え尽きたギターがそこにはいて、目も合わせることなく、MCも無く、淡々とライブは進む。歌詞なんてものがない曲も多い。My Wayは全編に渡ってナカコー語で歌われ、デビュー当初の気持ちが完全に消えてしまったことを感じる。何度見ても、二人は一生分かり合うことはなくて、同じ道を進むことも無いんだろうなと思う。そう考えると、やっぱり再結成はしなくていいのかもしれない。きっとうまくいかないから。でもなんだが、それくらいしか10年後くらいに期待できることってない。

 

 

 

 

 

2029年、頼むよ。

 

▼ White Surf style 5. 

SUPERCAR 『White Surf style 5. from DVD「LAST LIVE 完全版」』 - YouTube

 

 

▼My Way

https://itunes.apple.com/jp/album/my-way/571986499?i=571986864

 

▼Parallel Sign / LAMA

LAMA 『Parallel Sign』 - YouTube