×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

仕事がツラい人へ

 

おはようございます、9月

筒井です。特定の誰かでは無いですが、そういった人たちに向けてお話をします。

 

 

 

 

『仕事』

 

 

 

   大学を卒業してから四年が経ち、そろそろ後輩だった人や知り合いのほとんどが社会に駆り出されて、世界各地で働いていて、誰かとお酒を飲む度に会社がどうとか上司がどうだとか、そんな話が増えてきた。これから就活だという人も増えてきて、自分が何歳になったというより周りの変化によって老いを感じる。そんな人たちが増えるにつれて、そういえば僕も同じく社会人なんだよなと再認識する。そしてバイト代がいくらとかで盛り上がってた学生時代とは対照的に、お互いのお金についての話は触れなくなる。これはきっとマナーというやつだ。別に給料なんてどうでもいいけれど、少なくとも僕がそれなりに仲良くしてる人はまともな職場で働いて欲しいとは思う。月に13万だろうが130万だろうが社会人ということに何の変わりもない。そしてどんな仕事をしてようが、それも別に僕にはどうでもいい。知らない世界に興味はあっても、野次は飛ばさない主義だ。

 

 

 

 

   夏休みを過ぎて、仕事を辞めたいだとか将来がどうちゃらという話を聞く。そうだよね、できる限りなら僕も台湾で毎日ビールを飲んで過ごしていたい。何より相談なんてあんまり好きじゃないから、サラサラと流したくなるし、なんか自分の一言で誰かの人生を左右できるほど優秀でもないから興味は無いけれど、客観的に見ておかしい職場なら辞めればいい。ただそれに尽きる。僕はアルバイトでも責任をある人をたくさん見た。なんなら無給で承認欲求のために(ちょっとの残業くらいを)働くような人も世の中にはたくさんいるだろうけれど、それはまったく褒められることでもない。そんなことを評価する会社は悪だ。それはきっと正社員の仕事なのだ。それを遅くまでごめんねと終わらす上司も悪だ。せめてご飯でも奢るか、次のシフトを調整するかの「金銭的解決」をするべきだ。あくまでアルバイトだからね。時間をお金にするのがアルバイトであって、責任なんてものは無い。責任の代償に金を貰うのが社員だ。

 

 

 

   僕は名前だけが独り歩きしている会社に昔は勤めていたけれど、上も同期もクズばっかだった。類は友を呼ぶって感じだから僕も何も言えないけれど、パワハラや懲戒が月1で絶えず発表された。そんな会社に数年いるだけでそれが当たり前というか、それに対して感情が無になってくる。同じ寮に住んでいた同期は部屋で自殺した。これもきっと伏せられてる。そんなことすら数年経てば頭からは消えて、ふとしたタイミングでしか思い出せなくなる。忘れちゃいけないことなんだろうけれど、だからと言って今も頭に毎日浮かぶほどではない。でも果たしてあそこでメディアなんかには何の声を上げずに、ただ会社の言うことを聞いた僕は正しかったのかと少し疑念が残る。そいつは頑張っていた。よく中庭でタバコも吸った。クリーニング屋さんのお姉さんをナンパするようなヤツだったし、底抜けに明るい男だったからこそ、何があるかわからない恐怖があった。とは言え、僕はそんなに詰められることもなく着々と数字を積み上げ、何千人の前で表彰された翌年に軽度の鬱で休職した。リアルに何があるかわからなかった。閃きなんてものも無かった。

 

 

 

   人のことは言えないし、ああしたほうがいいとかこうしたほうがいいと言うのは簡単すぎるから、指図なんてものはできないけれど、仕事を変えることはまったく悪じゃない。働かないことだって悪じゃない。僕はそう思う。現に数ヶ月ニートもしたし、いや何より賃貸でニートというクソ贅沢な暮らしをしていた。むしろ40歳くらいまで我慢した結果、予期せぬ事態になった時に右も左もわからなくなるほうがずっと怖い。仕事を辞めたほうがいいという話ではない。明らかに理不尽なことをしているなら辞めたほうが身のためだってこともあるっていうこと。そして、体より心は先に壊れたりするということ。

 

 

   どうしてこんな話を書いたかというのは、僕のいる会社は雰囲気は最高で、未だに何の不満もない。1ミリもない。ただ、週に1〜3回くらいはAM2:00〜4:00頃まで残ったりもする。明日からその制度が変わる。PM22:00以降は届出が必要になり、原則禁止だ。残業時間も月に30時間以内だったり、残業したいなら朝早く来るだとか、夜型の僕にはなかなかツライ。今日たまたまそんな話をして「残業できねえのはツライな。」って口走った際に「その考え方がおかしいよ。」っていう話になった。そして少し「おかしいのかな?」と思った。でも別に僕は幸いなことにツラくはない。時間も無限にある。何に時間を割くかと問われれば、仕事しかない。悲しいけどね。

 

 

 

   バイトを辞めたいと思ってる人がいるなら、明日にでも辞めていい。アルバイトがいなきゃ回らない職場なんて、決してまともじゃない。「飲食店なんてどこもそうだ。」と言われそうだが、じゃあそれは飲食業界が死にかけてるってことかもしれない。別に悪いとかじゃない、単純に自分を守ることを優先してほしいだけ。楽しいなら、話は別だけれどね。

   

   仕事を辞めたいと思ってる人がいるなら、どこがまともじゃなくて、何が嫌なのかちゃんと洗い出せばいい。それでもその判断がつかないのであれば、僕にでも連絡はください。きっとボロクソ言ったあと、無責任に退職を勧めるはずです。

 

  これから仕事をする人がいるなら、働く上で一番大事なことをちゃんと考えてください。これはお金、時間、場所、環境、名声、人それぞれだと思う。どれも中途半端にしてしまうと、何かにつけて不満だらけになって、きっと来年や再来年の今頃はツイートがクソつまんなくなって、愚痴だらけになってるだろうから。そんな面白くない人、誰からも好かれない。ゴメンだ。

 

 

   僕は転職に奇跡的に成功した。成功率はわからないけれど、成功するまで何度か繰り返すチャンスはある。きっとそれはスキルとかじゃなくて、年齢という賭け金がある限り、何回でも挑戦できる。ツライなら辞めたらいい。って言葉は真実で、逃げでも何でもない。そんな奴隷根性、捨ててしまえ。

 

 

と、言い聞かせる未来はそう遠くはない。

 

 

おやすみなさい。