×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

壮大なジョーク

微熱や悪寒が続き、会社を休んだ。

 

 会社を休むとなると、どこかでその一日分を取り返さなければいけなくなる。何もいいことは無い。休みだと言うのにお酒を飲むのもなんだか罪悪感がある。決していいもんじゃない。別に休日出勤しなければいけないというルールではなく、仕事が溜まるということがヒドく嫌だから、どこかで調整をしなきゃいけないとルールを決めているだけで、埋め合わせるのは弊社の義務ではない。

 

 気付けば先週は毎日0時頃まで提案書を作ったり、数千万規模の案件がホイホイと飛び込んできてはどうにかして捌き切ろうと藻掻いていた。前職の頃からの悪い癖だが、大きなタスクが終わると熱が出る。きっと昨日今日もそれだ。自分だけがこんなに大変じゃないし「皆忙しいから。」と言い聞かせながら黙々とタスクをこなしている最中、ふと我に返ることがある。

 

 

「本当に皆がこんなに大変なのだろうか。」と考える。それでもそんなことを思っても大変な人は大変だし、定時に上がってゲームをしている人もいるし、今の会社を選んだのは僕だ。何も文句は言えない。というか別に今の会社自体に文句は無い。ただ、あまりに業務量が多すぎる。数値化できたら世の中の26歳は1000くらいだろうけれど、僕の業務量は530,000に違いない。なんてことはリプライが怖いから、ブログにしか書けない。

 

 

 

 

入社(転職)して1年足らずだけれど生意気に教える立場になった。別に昇進というほどでもないけれど、実は3月頃から営業部隊をまとめる役職をもらっている。世の中でいう課長みたいなポジションなのかもしれない。ちょっぴり給料も上がった。「教える」は難しい。営業の方法に正解は無い。というか自分は教えることをしないまま大人になってしまった。正攻法で淡々と契約を取ってくるキレ者もいれば、僕みたいに入る隙だけを常に探っているコソドロみたいな人もいる。

 

 

 関係無いけれど、この間某海外ドラマの主人公に憧れすぎて、生意気な客に対してド正論でメールにて文句を書いたところ、見たことないくらい静かな怒りを込めた返事が10分くらいで届いた。40歳近い大人がメールで逆ギレしてくるのは少し面白かった。どうやらまだ僕は客に対して強気に行くことなく、相変わらず空気だけを読む営業スタイルが似合っているらしい。

 

 

 自分と同い年や自分より先に入社した人に対してアレコレと数字の話をするのはメンタルに悪い。こういう時、世の中の営業会社によくいる無能筋肉系上司みたいな人だったらゴリゴリの営業軍事化を図るのだろうけれど、僕みたいなヒョロヒョロバンドマンが営業部を指揮するのは無理がある。あくまで自分は会社という軍隊の中でも小さな駒の一つであって、盤面を見るような人ではない。キングダムで言えば僕は尾平くらいのポジションかもしれない、きっと河了貂ではない。

 

 

 

「教える」のは難しい。

 

 

 

 

向いていない立場にいることがストレスで仕方がない。贅沢すぎる悩みなのは当然承知している。自惚れでも何でもなく、自分がやったほうが早いことが多すぎてしまい、どこを任せたらいいのかという線引きが極端に下手すぎる。任せた先に、それが全く進んでいない時「まだ?」と声をかけたくない。声をかけるストレスを感じる。人それぞれの進み具合に自分がちょっかいを出してしまうようだ。でも、もし忘れていたらどうしようという気持ちとが交錯して結局巻き取ってしまう。巻き取った先にあるのはオーバーヒートした今の自分だ。この環境をどうにかすべく、多分僕は今日と明日を休むことにしたのだろう。

 

 

 なんだかこんだけ書いてて、読んでいても全然つまらないなと思ったから仕事の話をやめる。

 

 

 

 とりあえずあなたも僕も結構頑張っている。

 

 

 僕はこんな状況だけれど会社のために何かできたらと思っているのは確かで、別にまだ心が死んだわけでもない。普段から「自分より大変な人はいるよ」と笑って誤魔化すことがオトナな対応というわけではなく、僕の心にとって最も健康であると自覚している。けれど今はそれこそ真実だろう。職場や未来がどうなるか不安な人がたくさんいて、特に何かできることは無いけれど、こんな状況だから簡単に「しごとつらい」とか言えないなと、今日20回くらい自分に言い聞かせた。

 

 

 

おうち時間が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。ストレスやネガティブは知らず識らずに僕らの背後にひっそりとやってきて、疲れた頃に耳元で「誰かにあたっちゃえよ」「投げ出しちゃえよ」と囁いてきます。普段の二倍ジョークを飛ばして、楽しい人というアピールをする絶好のチャンスが今なのに、弱音を吐いている場合じゃないね。

 

と、再び言い聞かせて終わります。

 

 

https://youtu.be/uPBwqnlQbXg