×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

禁煙チャレンジ

 

禁煙、できない。

 

 

そういえば4月頃に禁煙宣言をしたものの、ゴールデンウィークになる頃には喫煙所を求めて彷徨う亡霊に戻っていた。やっと人間に戻れると思ったが、そうはいかなかった。タバコがやめられない。世の中の嫌煙者に申し訳ないけれど、僕はちゃんと場所もルールも弁えるのでタバコを吸う行為を許してほしい。臭いのはわかる。わかるから、ルールを守るから、許してくれ。

 

 

以前同じようなことを書いたが、なかなか個人的に楽しい実験があった。

 

 

まず、なぜタバコを吸いたくなるのかを自分なりに考えてみることにした。

 

 

「落ち着くから。」「ひと段落って感じになるから」「次の行動に移りやすくなるから」いわゆる僕にとっては小休憩という言葉がまさにぴったりでして、別に疲れているからとかではなく単純に全く別の作業に入る時など、気持ちのスイッチみたいなのがそこで入るのだ。これは吸わない人からすれば「そんなスイッチ何かに頼らず自分でいれろよ!」と120%思うのだろう。でもそうなのだ。もう僕のスイッチはタバコが無いと「ON」にはならない体に調教されてしまった。

 

 

そして禁煙にチャレンジする際、では僕のこのスイッチが他のことで切り替わることはないのかと考えたわけです。

 

 

 

それは「自分磨き」(自慰行為)だ。

 

 

 

世の中に「賢者モード」という言葉が定着化したように、世の中の男性は本能的にイったあとは冷静になる。一説に寄れば男性はイったあと、100〜400mを全力ダッシュした程の疲労感を感じているらしい。そして同時に性欲を抑制するプロラクチンというホルモンも分泌され、とにかく真面目マンになってしまうのだ。言い換えれば、これもスイッチが入った状態である。あんなに「おっぱい!」しか頭に無かったのに、急に仕事のスケジュールを思い出したりしたくなる。

 

 

つまり僕の考えはこうだ。在宅勤務中ということもあって、タバコを吸いたくなればとりあえず抜けばいい。打ち合わせが終わったら「とりあえず抜く」資料作成が終われば「抜く」そんな感じでリアル猿みたいな数日を過ごしていた。結果どうだというと、まず短期的にタバコを全く吸わなくなった。そりゃそうだ。100〜400mくらいをダッシュした後の疲労感の方がタバコには勝る。よくわからないホルモンが出ている影響で、僕は超エリートサラリーマンのようなマインドを手に入れた。僕は特定の時間を除くとスーパー冷静なIT企業の社員を自宅で演じることに成功した。

 

 

 

ただ、僕のこの説には大きなトラップが仕組まれていた。

 

 

 

 

 

よく、漫画やドラマでベッドシーンが終わる頃に男性がそっぽを向きながらタバコに火をつけるシーンがある。女性はベッドで泣いていたり、なんだかエモいシーンに使われがちなレトロな構図だと思う。問題はここにあって、抜いて少し経つとめちゃくちゃにタバコが吸いたくなる。びっくりする。恐らく自分の機械化された体を通常思考に戻すにはやはりスイッチが必要で、よくわからないホルモンと一緒に「タバコ………」という声がもう体全体からドバドバ溢れ出す。

 

 

ただ僕は禁煙中だ。

 

 

禁煙中にタバコが吸いたくなったらどうしたらいいかというと「抜く」しかない。さっきイったばかりだけれど間髪入れずに動画を漁る。もはや脳は生きてるものの、完全に体が死んでいる。「俺の下半身よ、反応してくれ。」なんとか奮い立たせ2度目の絶頂を迎えた数分後、僕はを思う。

 

「タバコ吸いたい!!!!」

 

 

もうどうかしちゃっている。これはもういよいよわからなくなってくるのだ。タバコを吸わない為にいそいそと行為に走っているのにも関わらず、それが終わるとタバコ欲が襲いかかってくる。これはまさに『永久機関』と呼ぶに相応しい。そんなこんなで高校生の夏休みバリに1日中股間を触ってる日があったが、仕事の効率が80%くらい落ちた。そりゃそうだ。全然進まん。

 

 

 

そんな形で、自粛解除と並行するくらいに僕の禁煙生活を終了を迎えた。今はもう職場でスパスパ吸っているし、そもそもこれを続けていたら職場で行為に及ばなければならなかったため、別の問題が発生していた可能性もある。

 

 

禁煙って難しい。今頑張ってる人、偉いぞ!