×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

賭け事

気がつけば暑くなり、髪の毛は相変わらず伸び、21年度入社の新入社員は一人で仕事をこなせる範囲も広くなり、会社も大きくなってきた。何が2019年の出来事で、2020年に何があったかという区別もつかない。「あっという間」で片付けられる毎日が続きます、暑いです。筒井です。

 

 

仕事を辞めたり、転職する友人が増えてきた。

 

 

きっとこの状況を通じて「本当にこんなんでいいの?」「僕(私)の人生はこんなはずじゃない。」というように、コロナが人生をベットする着火剤になっているのは私の周りに数多いるということは、きっと世の中単位で考えると数多いるのだろう。勿論、「せざるを得なかった。」人もたくさんいる。いいタイミングで転職した人もいる傍でそうでもない人が多く、なかなか誰かの仕事の話は僕個人の意見としても文字に起こしにくいのが現実だ。

 

そもそも「保険業界は〜」とか「広告代理店は〜」「フリーランスは〜」とか言えるほど、僕は賢くない。

 

 

とは言え形はどうであっても、「人生のベット」は夢理想だとしても素敵だ。もう私にはその力が無い。今の生活を捨てて、ゼロから何かを始める気力も無ければ、安定を捨てる恐怖に勝てそうにもない。毎日会社に行って、使い古された言葉である「社会の歯車」としていかに自分を当て嵌め、形を変えずにその役割を全うする人生がいつの間にか始まっていた。冒頭で記載したように、何事もあっという間に来る。「まあ僕じゃなくても務まるよな。」と思う人生が正しいかは分からないが、それに満足してしまえばそれでいい。何者になろうとするとか、私のようなモブキャラにはいらない。そう言い聞かせていたところ、いつの間にかモブキャラとしての自分を受け容れることができた。

 

 

モブキャラの生き方として重要なのは、いかにモブキャラとして主人公のストーリーを助けることであって、村人Aよりかは主人公の幼馴染の方がまだストーリーに関与してるような、そんなイメージのように少なくとも誰かの脇役でありたいのだ。誰もが主人公になれる世界ではないと悟った今、僕にとっての主人公が必要になった。それは夢の成功であったり、その人のサポートであったり、金銭的援助なんてものだけではなく名脇役として駆け上がるのを観ていきたい。僕にとって別に主人公がスーパースターになるような夢を抱いている必要は無く、ただそいつにとって私が必要な人物であればよいのだ。

 

そう考えると、やはり生まれもった歯車感情が僕にはあるのだと思う。これを承認欲求と呼ぶのか、お節介と呼ぶのか。 

 

 

「何者にもなれない」という歌詞はよくある気がしますが、世の中や会社にとって何者になるのは諦めて、誰かの脇役として生きていく人生もまた、ベット(賭ける)価値がある。そしてその主人公から見たらきっと私もスターに見えてくるのだ。

 

 

今週もがんばりましょう。