×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

いつかの

外も、家の中も寒くなってきた。無駄な忘年会や集まりが増えてくるシーズンで、僕はあまり好きじゃない。年を忘れる会が忘れられない程ストレスな人も世の中にいるのだ。先週金曜日には事業部としての忘年会の連絡が届いていた。また、うんざりした。

 

 

 : 馬の話

 

たまには楽しい話を書く。先日、競馬場に出かけた。どうやら賭け師のプロはパドックというエリアで出走前の馬の顔や毛並み、歩き方を見るらしい。僕は別にどの馬も白か黒か茶くらいしかわからないので、歩く馬をただただ眺めて、どの馬も頑張れという伝わるはずのないエールを馬に送った。ただ、馬の中にも何気ない顔をしてるヤツもいれば、なんだか嫌なことがあったようなヤツもいた。彼らも勝てば称賛され、負け過ぎればきっとレースにも出れなくなる。人と一緒だ。人よりも残酷な世界だ。

 

結果、馬の顔がわからない僕は2千円が3万くらいになって1日の収支をプラスで終えた。お金が実際に機械から出てくるというのはとても気分がいい。こんなに簡単にガールズバー代を稼いでいいのだろうかと思うくらいお金が出てきた。ありがとう、馬。

 

 

 

: 派閥

 

先日、大好きな先輩と飲んだ。筒井さんは誰もが扱いにくいと思うよ、嫉妬されるんだよって結構真面目なトーンで話してくれていた。そして僕はアタッカーであるから、管理する側の人間でもないことも教えてくれた。本当にその通りだと思う。人は図星を突かれると怒ったりするというが、別にそんなことはなかった。会社が大きくなるに連れて、どんどん派閥のようなものができてきた。第一○○部だとか、第二○○部、開発チームやらデザインチームやら、僕が入社した時は20人程度もいなかったのに、今では70-80人くらいいる大きな会社になった。それら第一○○部の中にも色々と仲良しチームがあって、まるで小さな教室のようになっている。僕は(先輩も)その雰囲気が苦手だ。

 

会社は職場であって、同僚や上司は友達ではない。特別な感情(恋愛ではなく友情以上の情けのようなもの)が生まれることで、他人は干渉しにくくなり、新しく入る人はその「色」に敏感になる。染まらなきゃいけないという圧力を感じる。何度も言うけれど、僕はそういうのが凄く嫌いだ。新卒から部長まで誰もが何かしらの派閥に所属しているような状況は、きっといつか何かが壊れる。不満が生まれる。見え方というのはとても大事だ。だからと言って全員に悪態をつくのではない、逆だ。

 

 

:余談 

 

plentyにLaundryという曲がある。こういう曲はもっと世の中にたくさん出ればいい。そう思うだけだ。何かあったことをプラスにしてくれるようなポジティブな曲ではなく、マイナスをゼロに戻すというか、ゼロを掛けてくれるような曲。別に、それによって共感したり、一緒に落ち込んだり、寄り添ったりするとかじゃなくて、もっと抽象的だけれど、何かが肩から下りるような、そんな曲がいい。毎日聞く必要もない。ふと現れて、小一時間で帰っていく性別を持たない話し相手みたいな、分かりにくいな。そんな感じ。とりあえず聞けばいい。明日も憂鬱だけれど、取っ払ってもらおう。ゼロにしてから、また起きる。