×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

仮定の過程

 

今年はどんな年でしたか。

 

 

年末頃になると皆が考え出す。本当に嫌だったことはこうでもしなきゃ思い出せないくらい記憶の奥底に埋まっていて、バカ笑いしたことならすぐに思い出せたりする。少なくとも僕はそう。生きるには便利な頭をしている。

 

今年会ったのに一回飲みに行ったきりの人もいれば、今年からたくさん遊ぶようになった人もいるし、巷で言うように人生は本当に出会いと別れの連続だと感じることが増えた。そこに一喜一憂しなくなることも、歳をとったという証拠なのかもしれない。

 

嫌なことがたくさんあった。思い通りにならないことばかりだったし、顔色もたくさん伺った。どう生きて、誰を信じるかも悩んだし、何度も判断を間違えた。忘れちゃいけないことを忘れて、忘れてもいいことを引きずった。選択肢はたくさんあった中で、選んできた結果の今なのだ。

 

細かい振り返りはまたの機会としても、今が良ければ選択肢は間違っていなかったと思える。でも明日はまた新しい何かに後悔しているかもしれない。でもいつかいい日がくる。どれだけなにかを間違えたり、後悔をしても、いい日がくればそれらの選択肢は結果として正しかったことになる。僕らは証明問題の仮定をひたすら作り続けている。間違った定理を使っていても、答えがあっていればよいのだ。むしろどれだけ間違えても答えがあっていれば、それで正解なのだ。

 

 

証明問題の回答をする際「仮定より」と書いた覚えがある。

 

 

数々の仮定の過程を踏んで、2021年に選んできた全てが間違ってなかったと自分を肯定しよう。僕だけではなく、誰も間違っていない。間違えた時は、答えを出すタイミングが悪かっただけなのだ。間違えたのであればそれも一つの過程だと思えばよい。正解が出るまで解き続けるのだ。仮定であり、過程なのだから。

 

 

どこまでも、強情でいたい。

来年はもっと、強くありたい。