×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

なんでもないを信じる

 

「なんでもない」

 

 

 

一言一言に、余計な詮索を始めたのはいつだろうか。「大丈夫」と言われれば「きっと大丈夫じゃない。」と思い、「なんでもない」と言われれば「何かある。」と勘繰る。きっと小学一年生の頃はそんなこと思わずに、もっと素直なはずだった。そう、もっと素直。

 

 

鈍いと言われても、何考えているかわからないと言われても、月並みな言葉で言う「大事な人」からの「大丈夫」は信用しないと失礼なんだなと最近学んだ。僕らは考えたり、勘繰ることに深入りしすぎてしまって、相手に対して失礼なことをしているのではないか?

 

なぜ信用すべき人の言葉すらも疑って、誰が得をするのだろう。それをそのまま呑み込んでみることが、相手へのリスペクトであり、愛なのではないか。例え相手が同性だとしても、そこにあるのは愛情だと思う。そこに性別の垣根は無い。

 

僕らはどんどん人を信用しなくなる。裏切られた経験なんて数えてみたらそんなに多くもない。信用された回数より、裏切りが多いなんてそんなことないでしょ?

 

でも、それらが大きくトラウマになっていたり、どこかで引っかかっているからこそ、本当に必要な言葉を信じられなくなったりしている。とっても情けない。むしろ僕らには言葉しかないのだから、それを疑って、誰が幸せになろうか。

 

お世辞や気分を良くするだけの言葉も世の中にはたくさんあるけれど、それでも僕らは一生「言葉」を信じていくのだろう。言葉に振り回され、傷つき、それでも信じるのは言葉なのであれば、まずは僕から馬鹿正直にそれらを面と向かって信じてみようではないか。

 

 

まだまだ僕はアップデートを続けていきたい。凝り固まりたくない。頑固だ何だと言われるけれど、崩していく気概はある。

 

信用される前にもう信じているような、先出しで心の中に滑り込むような大人でいたい。もう変わらないかもしれないけれど。