×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

輝かしさ

 

大人になると、変な大人によく会う。

 

 

 

常に不機嫌な大人、心配性すぎる大人、細かすぎる大人、沸点の低い大人、話の聞けない大人、事を荒げる大人、大体のトラブルの原因は大人によって作られていた。

 

 

そんな大人たちも僕も、昔はちゃんと学生をしていて、みんなが皆ぼんやりと不安や焦りみたいなものを感じながら、一生こんな時間が続くんじゃないかなという奇妙な安堵感を混ぜ混ぜしていたのかな。どこで何があって、変わってしまったのかな。

 

 

広告業×営業ということから、とかく色々な企業を相手にすることが多い。1行目に書いたような「どうしてそんな人間に育った?」みたいな奴らに頭を抱える度に僕は「きっとこんな人でも、学生時代はまずまず恋をして、課題に追われて、友達と飲んでいたんだろうな。社会の何かが壊してしまったんだな。」と思うとなんというか、同情する。一種の防御態勢に入る。

 

 

そしてそうはならないと、必ずやあの時代を引き摺り回したまま歳を取ろうと思わせてくれる。誰も悪くはない。社会が学生をモンスターに仕上げていくのだ。まるでモンスターでいることが正しいかのように。

 

 

言い換えれば子どものままかもしれないが、よく言えば「人らしく」生きようと、山手線で思う朝でした。