×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

メイク男子

 

おはようございます、筒井です。

 

 

 

 

『メイク男子』

 

 

 

 

   幾つかの大手化粧品メーカーのPRを担当していたことがあり、何がベースでどこにいつ使うだとか、担当ブランドのどれがどのくらいの値段なのかをそのブランドに限り覚えている。覚えたくて覚えたわけではなく、多分関わりすぎて覚えてしまったのだ。きっとそこは高校生じゃ使わないけれど、20代手前くらいの女の子が愛用していたりするんじゃないかな。百貨店ブランドってほどでもないけれど、まあ質はいい。当時の担当者と連絡を取り合って、久々に会ったりもした。付き合いは前職時代の話だが、仕事を辞めても尚、仲良くしてくれるのはありがたい。どこかでまた一緒に何かをやれたらいいなと思う。

 

 

 

「マナー」

 

 

 

 

 

   化粧はどうやら女性のマナーらしい。すっぴんで外を歩くことがマナー違反と言いたいのか。なかなかこれは失礼な話である。そんなことを言い出せば歩くマナー違反みたいな男だって錦糸町にはたくさんいる。むしろ電車でパフパフされるほうがよっぽどマナー違反だ。「化粧!絶対!」みたいな雰囲気だから、電車でやってしまうのだろう。世の中の女性、お疲れ様です。そんな化粧=女性の時代は多分ここ三年くらいで新しく変わる気がしている。

 

 

 

   各企業ともに、男性向けの化粧品を作る雰囲気が微かにある。とは言っても、今国内で男性向け化粧品と言えば化粧水や乳液程度であり、カバンからファンデーションなんて出てきたら「そっちの業界?」と思われてもおかしくはない。早めにお伝えしておくと、僕はまだ持っていない。

 

 

 

「あったら買うか否か。」

 

 

 

   既にデパコス?レベルのTHREEはメンズ向けの化粧品を発売している。これはなぜかそんなに話題にはなっていないが(積極的なPRをしていない)、各社が売れ行きを見て、爆発的に人気が出れば一斉に作り始めることはほぼ間違いない。今まで女の子という牌を取り合っていたが、これから男性市場に売上が見込めるんだからね。

 

 

アフィじゃないよ…

オンラインショップ | FIVEISM × THREE公式サイト

 

 

 

 

 

  「じゃあ買うかってところなんだよね。」

 

 

 

 

   みんなが使えば買うかもしれない。モノは試しで買ってみると思う。なんなら現状、THREEですら買うか悩んでしまったくらいの僕は、きっと誰かが持っていたら買ってしまうだろう。そもそもメイクをしている奴は基本的に顔が整うんだから、もしかしたらノーメイク男子よりモテる時代になるかもしれない。それもまあ、特に抵抗はない。これだけ韓国系アイドルが日本に進出していたり、海外の男性モデルも「綺麗になりたい。」という気持ちがある。どうやら日本人は島国だからなのか、そういった新しい文化に非常に警戒心が強い。その割に金になりそうなコンテンツはガンガン輸入する。これだけジェンダーレスが騒がれて、そういった芸能人が当たり前のようにテレビに出て、いくつかのアパレルブランドもユニセックスのブランドを立ち上げた。もう、舞台は整っている。あとは誰か超有名人が大型の起爆剤になって、男でも化粧をするということを公に言うだけなのだ。いいんだか、悪いんだか。ね。

 

 

 

 

 

 

   3年後の2022年、訪日外国人観光客は年間4000万人を超えたようなそんな年に、筒井(29歳)は電車で一生懸命顔にファンデーションを塗り、目元に差し色を入れているかもしれない。流行り始めたその年、日本は化粧の下手な男で溢れるだろう。きっと面白い。ブームで終わるのか、習慣になるのかはわからないが、どうやら僕らも朝からパフパフする覚悟が必要らしい。

 

 

 

今日も頑張りましょう。