×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

グラフを捻じ曲げる

 

  相変わらずブログをサボっていてすみません。今日も友人に「ブログ更新して。」と言われてしまい、有難い限りです。どうしてか行き帰りの電車でブログを書くことができなくなり、ただひたすら同じようなバンドの曲を聴きながら死んだ顔で渋谷駅を歩き、井の頭線神泉駅に向かっている毎日が3ヶ月くらい続いている。別に仕事がツラいわけでもなく、やりがいが無いわけでもなく、何となく年齢を重ねている感があるのだ。そしてあと3ヶ月ほど健康で生きることができれば僕は26歳になる予定だ。

 

 

  僕の友人は幸いなことに他人に興味のある人が少なく、僕が遅くまで働いていてもそれに対して「大変だね。」だとか「キツそうだね。」と月並みな応援をしてくることは無い。( 言われることはありがたいんだけどね )むしろ「ゲームするから早く帰ってきて。」と自分勝手なラインを送ってきては、画面の前でケラケラ笑っているんだろう。

 

 

  20代を折り返しても尚、周りは目標も無く働いている人がほとんどで、僕もその一人であることに気づいたのが今日だ。毎朝決まった時間に起きて、シャワーを浴びて、コーヒーを飲んで会社に向かう毎日が少なくともあと5年くらいは続きそうだ。昨日松尾くんと野口くんと話した結果、やっぱり結婚をする気も無いし( できるような性格じゃないって言われた )とんでもない野望を抱えているわけでもない。これって何かあんまり面白くない気がしたのだ。面白いか面白くないかで物事を判断するようになってから数年、これ( 意味も無く毎日を過ごしてしまうこと )はあまり面白くないと今日思ったわけ。

 

 

  話は少しズレるけど、人生には必ずバイオリズムというものが存在して、僕は絶対これはプラマイゼロになると考えている。簡単に言えば、いいことがあればきっと悪いこともあるし、逆も然りだ。そして僕が思うに、このバイオリズムという目に見えない運勢グラフってやつは変わらない日々だからこそ安定してプラスになって、マイナスになってを繰り返す。+1が10日続けば-5が2日連続で来たりして、帳尻を合わせる。別に変な宗教に入っちゃったわけじゃなく、僕の親父はやたら昔からこの話をする人だった。筒井家は昔から浮き沈むが激しい家だから、何事にも浮かれず、慎んで行動しなさい。ってのが僕の名前の一部にも含まれている所以なように、それでも思い返せばドン底と頂点を繰り返している。謙虚さを極めようとした結果、頑固で他人に興味を持てない動く石像みたいな人間になってしまったのは育成の失敗と言えよう。何にも期待せず、一喜一憂をしないように生きていたいけれど、それだと「面白い」は生まれない。なんだかもう、この変わらないバイオリズム(運勢グラフ)を僕は捻じ曲げたい気になった。

 

 

  

  海外移住

 

 

 

  僕は別に中国人の親や親戚を持つわけでもないのに、人生のあらゆる分岐点で中国や台湾がまとわりついてくる。高校の頃にたまたま応募した無償の留学制度に作文一本で合格し( 尖閣諸島中国漁船衝突事件の影響で倍率とかクソだったんだろうな )中華圏という泥沼に足を入れたつもりが、首までしっかり浸かってしまっており、僕は泥風呂の素晴らしさに目覚めてしまった。別にこんなところで決意表明をするわけじゃないし、お金も貯まってないし、何の宛もないけれど僕は台湾あたりに引っ越そうと今思った。そもそも26歳になるまで5回くらい引っ越しを繰り返している。今更どこかに行くなんて容易い。

 

 

  それはさすがに一年後くらいではないけれど、きっと二・三年後の今くらいは台湾でボロボロのMacbookAirを開いて髭面でブログを更新しているのだろう。今の僕には配偶者どころか彼女や同居人もいないし、自分の会社があるわけでもない。誰に迷惑をかけるわけでもなく飛び立つことができる。これによって+1や-10を繰り返す平凡なバイオリズムを一旦捻じ曲げてみようという電撃作戦を実施するのだ。恐らく今起こり得る-10なんてものが-0.01くらいにしか感じないようになり、僕は更に石像、いや巨大な銅像のようなメンタルを手に入れることができそうだ。別に住み込みでホテル清掃のバイトでもいいし、飽きたら中国にでも行けばいい。そのくらいのスタンスで暮らしてみたい。きっと日本に帰ってきて仕事なんて見つけられないだろうけれどね。

 

 

 

  生きる目標みたいなのはきっとどこかで持つ必要があるんだと思う。でなければ40年も働くことはできない。それが一般的に「家庭」「恋人」「仕事」「お金」であることは間違いないけれど、よく考えればそこにも「面白さ」を求めている。僕は誰かのために働くなんてことはできない。そして今感じている面白さは絶対に希釈されて、いつか今ワクワクしていることは「不満」や「慣れ」みたいな負の感情に一口で呑み込まれる。付き合ってすぐは毎日電話しているのに半年後にはそれすら面倒になるようなアレと一緒だよ。「不満」や「慣れ」からは変わらない毎日の中で絶対に逃げ切ることはできない。だったらそれを解決しようとガムシャラになって心を燃して不満と戦ってみたり、変わらない毎日の中で新しいコトを手探りて見つける(すごく難しいと思う)より、変わらない毎日そのものを変えてしまうという裏技を使いたくなって、ウズウズしている。こんな時間に。浮き沈みを繰り返していたグラフが不規則にガタガタ動き始めたと思うとワクワクしてしまう。こんな話を26歳手前でブログに書いてるなんて、ダサいんだけどね。

 

 

 

  それでも全力で捻じ曲げたら、めちゃめちゃ面白そうなのも事実だ。