言いたいことはそんなにない。
星野源×安倍晋三がメディアにも取り上げられ、フォロワーや僕の好きなミュージシャンがそれに憤り、様々な言葉を浴びせていた。普段は政治なんて見向きもしないような人(僕も含めて)が心許ない言葉をいとも簡単に発信している。なんだかあまりそれは気分がよくない。コロナウイルスがこの世に存在しなかったら、安倍晋三のTwitterなんて見ることもないくらい政治とは無関係(一方的に)な人間でいた僕ですが、今は嫌でもその名前が流れてきたり、耳にしたりもする。国や親に悪いが、相変わらず僕はそのあたりに興味が無い。数百を超える悪口や犯罪スレスレの言葉を見たくもないのに怖いもの見たさや興味で開いてしまう。よくわからないけれど、重たい気持ちになる。
一つ言えるのは、悪いのは「人」じゃなくてウイルスだということ。そんなツイートをたまにみる。まさにそうだとも思う。僕らはどこかで攻撃の対象を探したりしてしまって、イライラをぶつけたり、多数に所属する安心感を得ようとしている。特に今は余計にそんな「風(かぜ)」が吹いている。重箱の隅を突くような悲しいツイートはやめよう。山下達郎もラジオで「冷静さと寛容さが必要」と語っていた。まさにその通りでしょう。
そんな危機的状況が続く中、私は定期的に娯楽を削っている。これは今だからできる人体実験だ。
人は一番時間を割いている娯楽を削られると、どうなるのか。
僕はもう8年くらいCallOfDutyというゲームのファンだった。決して上手い方ではないけれど、アドレナリンを家にいながら最大限引き出す「ゲーム」は暇な時間を潰すにはもってこいだった。
CoD捨てたら休日どうなんだ？
ニンテンドースイッチを先週売却し、今週はテレビとps4を売却してみた結果、何が起きるか試してみたかった。今の僕の動きとしては、誰かの熱中に興味を持つようになり、大学時代の友達にアイドルマスター信者がいるのだが、その人(現在は師匠と呼ぶべきだろうか)から圧倒的なまでのアニソンを教わり、まず初心者のスタートとしてアイドルマスターシンデレラガールズというアニメを観ることにした。面白すぎて酒がスルスル進み、寝落ちした。そしてこの時間に起きた。
実験結果として今のところ、下記のような症状が出ている。
① 早寝に何の抵抗もなくなる
② 他人の趣味が気になる
③ 体が①に慣れていないので3時ごろに目覚める
僕はどうやら「アイマス」の世界に足を踏み入れたようだ。正直、今更人生を変えるようなバンドに会える気はしない。もう出会ってしまっているから、それは一生涯更新されることはない。FoZZtoneを凌駕するバンドなど、きっと筒井人生には現れないのだ。反してアニメ×アニソンはまったく僕にとって未開の地である。娯楽を削ると、新たな領域に抵抗無く興味が湧いてくるのかもしれない。
なるほど。引き続き、自分の進捗をここに記していくとする。
