話していると
あ、この人合わねえな
とか思うことがある。きっと誰しも。
その相手が距離を置いてくれるならまだしも
当人は特に好き嫌いとかなく、
いい意味で親しく、悪く言えばズケズケと
寄ってきたりする人がいる。
なんだよ面倒くせえなって思うこともあるけど
気に入られてるのに普通悪い気はしないよね。
つまり贅沢だよこんなことで悩むのは。
友達になるのを選んだりしなかったけど
いつの間にか距離とかをちゃんと選んで
こう、なんというかさ、
将棋のコマみたいに
自分の側近(金銀)とかを置いたりして
どうでもいい人は桂馬みたいな程よい距離で
いつでも切れる人は歩兵みたいな感じ。
自分は誰かにとって金銀飛車角かもだし
歩兵かもしれない。
そんで稀に成金になったりする。
わりと僕はそういうのが多い。
誰かが金に化けることと
僕がいつの間に寄り添いすぎてること。
その人が急に大事だと気づかされることと
誰かにとって歩兵だった僕が急に成ったり。
どうせなら皆に都合のいい歩兵でいたい。
そんでなんか筒井ってやついたな
って思い出されて、呼ばれた時に
成金みたいな役割を演じていたい。