×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

関西

 

おはようございます、筒井です。

一晩肝臓を休めた私の体は既に枯渇しており、炭酸系の飲み物を欲しております。

 

 

『楽しかった』

 

CDレビューを書くことと同様に、僕はあまり感想を書くことに手馴れていない。誰かを悪く言うことは嬉々として書く癖に、旅行の何がどう美しかったとか、どう自分の心を動かしたのかとかは全て『楽しかった。』で解決するらしい。吐くほど友人と飲んだ日と東本願寺を参拝した感想はどちらも『楽しかった。』なのだ。

そもそも飲んでしまうと記憶が曖昧で、動画でも撮っておかない限りは何を話したのかさえ覚えておらず、散々ハイボールを飲んだ上で記憶も曖昧なまま高菜ラーメンを食べて帰り、猛烈な腹痛に襲われても尚、『高菜に高鳴る。』とかいう渾身のギャグを男3人で考えて笑い転げてるという姿は、非常に今の生活に近い関西旅行でした。ただまあ、何についてどう話して笑い転げたかというよりは大して覚えてないまま僕らはまたいつか飲んで、同じような話をして「それ話したじゃん。」ってまた笑えるほうが二度美味しいってことにしよう。どうせあなたもそう思っちゃうでしょ。

 

『夜行バス』

 

バスはすごかった。久しぶりに夜行バスというものに乗ったけれど、お尻の割れ目が16等分くらいするほど居心地は悪く、行きのバスはカントリー調の音楽を聴いてる隣の大学生が寝言で歌い出し、帰りは隣の男性が暗闇でストロングをひたすら飲んでいた。なんて底辺なんだ。新幹線なら2時間かけていけてしまうのだから恐ろしい、お金の力はスゴい。僕は今回、往復で5000¥かかってないんですよ。でもなんかワケ分からないくらいお金使って帰ってきてるんですよ。恐らく大阪の景気も僅かばかり回復したのではないでしょうか。いや、しててくれ。

 

『停留所』

 

22:10頃、バス停に到着してからはなんとなくもう少し居たい気持ちがありましたし、目の前の王将で飯でも食って予定のバスを自ら逃してやろうとか考えてましたが、そんなこと思うだけ無駄で、いそいそとバスに乗りました。窓は暗くスモークがかかってましたけれど、不思議と色々見えた気がします。

 

 

 

正直、疲れるので旅行は嫌い。

観光も苦手。飽き性だから。

ただそれらも、『楽しい』には勝てない。

だからまた行く。