×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

知らない流行りpart.2

仕事がはじまる。

 

 

2年前の2月頃、前職を退職した。2016年4月から働き始めて、自分がやりたいと思っていた職種でスタートができたという恵まれた境遇だったはず。名前は伏せるけれど(SNSでたまにオープンにしているので知ってる人もいると思う)未上場ではありながら1500億くらいを売り上げている大手広告会社(人材メイン)であって、「大手」で働くというプライドみたいなものが僕にはあった。何せ千葉県の田舎から出てきて、最寄駅は徒歩40分だし、小学校のクラスは1クラス(16人)、ネット回線はADSLしかないようなスゴいところに住んでいたから、俗に言う「ハングリー精神」みたいなものは勝手に培われていたんだと思う。それでいて何度も書くけれど(僕はこの話が好きなので)6年間一切友達と呼べる人はおらず、ただただガキ大将みたいな人に虐められて育ったが故に、余計僕は「権力への反発」みたいなヤバい思想を持った子供として育った。でも表向きそういうのは好きじゃないから、飄々と生きてる風を装っている。それはナルシズム故のものだ。きっと自分を守るために身につけたんだろう。

 

 

そんな前の会社では1年目から軍隊のような営業マンとして兵役ライフが始まった。入社2ヶ月くらいで銀座・浅草・渋谷あたりをひたすら飛び込み営業(法人向け)させられて、それは週に1〜2回雨が降ろうと、真夏だろうと、1年間くらい続いた。その頃僕を指導していた上司たちは誰も飛び込み営業をしたことのない人で、今も僕はどれだけ歳を取っても、先輩になっても、例え代表取締役になったとしても、やったことのない苦労を後輩に強いるようなことは絶対にさせたくない。あの時の上司に「育ててくれてありがとう」なんて一切思ってもいない。むしろ「あいつ」より稼いで、辞めてよかったという気持ちが僕を動かしている。俗に言う「ハングリー精神」みたいなものはまた勝手に培われていた。真っ当な評価を求めて飢え続けているハングリーモンスターが誕生した。

 

 

自称ハングリーモンスターとなった僕は3年目くらいから「何にも期待しない」という生き方と「思い出を作る」という二つの軸を生きるテーマとして建てた。相反するようだけれど、生き方として非常に僕には重要だった。思い出を作りすぎてしまったが故に、今は「まだそんな昔の曲聞いてるの?」と言われる始末だけれど仕方がない。当時(高校〜大学時代)が恋しくてたまらない時が毎日襲ってくるから仕方がない。話は飛んだけれど、前職でやることがなくなり、上司と揉めて辞めた。控えめに言っても頑張りすぎた。

 

 

今の会社に入って5月で2年が経つ。ガリガリに痩せ細ったハングリーモンスター(自称)は与えられた責務とミッションをこなしていくのが楽しくて、法律を無視したような時間まで働いている。自分で選んで仕事を辞めて、選んで入ったからこそここに二言は無い。よくTwitterYouTubeで「ブラック企業云々」というものを題材にしたコンテンツを見るが、何も恐れずに辞めればいいと思ってしまう。その後の人生なんて、家族がいなければ何とでもなる。辞めてから考えればいいのだ。何の責任は取れないけれど、一回落ちたコースにはもう戻れないけれど、別のコースはいくらでもある。本当に辛い時はコースが敷かれたレールしか見えなくなっている。でもそんなことはない。大嫌いな言葉だけれど大事なのは『根性』だ。※続ける根性ではなく、どこでもリスタートしてやるという根性ね。

 

 

2021年の仕事が始まる。たかだか年が変わっただけで誰もが「今年こそは…!」と意識する素晴らしい区切りで、そんなものに振り回されないようにしたいけれど、どこかで今年の目標を立てている僕がいる。なんか恥ずかしい。そしてどうやらもう「おじさん」になってきている僕は、そういう考えを持っているだけで「老害」と呼ばれていくらしい。なんだよ「老害」って。「害」なんて7歳の時のクラスメイトにたくさんいたっつーの。

 

自分の立場はどんどん変わって、沢山のしがらみや政治的なモノに挟まれたりしているけれど、楽しむ姿勢だけは忘れないようにしたい。これは目標じゃない。継続だ。身近、というより学生を終えてから一番仲良くしている、とんでもない友人がいる。彼の名前はもう(僕の中じゃ知名人なので)伏せる必要がないのだが、野口くんと言う。彼は僕が知りうる限りでも4回だか5回転職してる。俺より全然肉体的にも大変な仕事をしているけれど、ああだこうだ言いながらも会社の人たちにあの話がウケただとか、会社の人のことを面白く話していて、僕が経験したことのない「部室」みたいなノリを体験できる。ほら、部室とかで野球部やサッカー部が理科の先生のモノマネとかしてたじゃん、ああいうやつ

本人も辛いことはたくさんあると思うけれど、それをグダグダ漏らさず、笑いに昇華させていくその「置かれた場所魂」が羨ましい。

 

あの頃と変わらず、今年も目標というかモットーは「期待しない」「思い出を作る」この二つです。期待しないというのはなんだかマイナスな印象だけれど、そういうわけでもなくて、誰かに期待するという意味ではなく、自分でやっていこうみたいな決意に近いです。

 

 

 

期待は無いけれど、希望は平等にある。

 

 

 

感化されて、生意気な日記になってしまいました。今年もたくさん仕事をして、社会の何かの役には立っていると少しだけ考え、自分の中での贅沢をして、誰かを笑わせて、愛されながら今年も生きていこうという「目標」も追加しておきます。今日から仕事が始まる人も、明日からの人も、頑張っていきましょう。

 

それでは。