×××× IN MY HEAD

筒井です。夢はお笑い芸人のままです。

生活水準

 

いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 コロナの影響が云々という話はもう聞き飽きたので、なるべく控えてみる。きっとネガティブな言葉しか出てこないからね。そんなわけでこんな状況でも、誰とも会えなくても、テレビやゲームが無くても、それなりに充実した休日を過ごせている。そもそも出不精だから外に出なくてもなんてことはないってのは、前提としてあるかもしれない。アウトドア大好きな人たちは今頃どうなってしまっているのだろう。もう我慢できずキャンプにでも出ているのか。そうだとしたら相当陽気だ。やはり太陽を浴びている人種は違う。

 

 

 

 

 「生活水準」という言葉がある。いわゆる給料が上がればこれが向上するというか、より高いランクに上がっていくような使い方をされるけれど、僕は別に給与の高い低い関係なくここを上げるための努力が好きだ。というかここを高めることによって、語彙が足りなくて「心の健康」みたいな言葉しか出てこないんだけれど、そこに直結している。いやこれは割とマジで大きい。コンビニ弁当みたいなものにお金を浪費させているのであれば、数日自炊してみて、毎日¥100ずつ浮いたお金で¥700の柔軟剤とか買ってみてほしい。¥700の調味料でもいいかもしれない。

 

 

 何が本人に刺さるかはわからないが、ちょっとした贅沢みたいなものが今のこの閉鎖的な状況にとってものすごい自分にとって重要で、今日も謎に¥1,000くらいするチーズを買って帰ってきた。近頃は飲み会もほとんど無くなり、たかが¥1,000のチーズを買うくらい以前の生活から比べたら全体の支出としてどうってことないはずだ。高いからイイって話には反対だけれど、期待を裏切らない味を保証するモノはこの世に溢れている。

 

 

 そんなわけできっと自分のメンタルコントロールをしているというか、そんな大袈裟な言い方は変だけれど、調整ができている。先週は毎日26時帰りのような激務でした。ブラック企業とかっていうわけではなく、単純に仕事が多いのです。このご時世、こんなことを言えるだけきっとマシで、もっと被害を受けている人たちは周りにもたくさんいるし、これでツライだどうこう言っていられない。とは言え早く帰りてえなって僕も思う。そんなことを思っていると、特にTwitterには「仕事辛すぎ(ぴえん)」みたいに書くこともできず、じわじわと吐き出せない毒みたいなものが体と心に溜まる。これが危ない。自覚もない。他人を妬んだり、比較したりするようになる。解毒剤は誰も持っておらず、自分で作るしかない。

 

 

 それらを対処するためには、生活水準を上げて自分に自分でご褒美をあげるしかないのだ。支離滅裂なようだけれど、この効き目と言ったらとんでもなく、綽々と乗り越えてきた。大袈裟に言えば我々はもう個人個人が「タフ」になるしかないのだ。震災直後にFoZZtoneのボーカルがそのようなことを話していた。ひたすら自分のご機嫌取りに上手くなり、何があっても飄々としている人ってなんだが素敵じゃないですか、ね。そのレベルまで行けば何があろうと順応して楽しく生きれるはずなんですよ。

 

 

 本日、そんな気分でチーズを買ったりオリーブやらオシャレなオツマミをルンルンで手にぶら下げて錦糸町駅近くから家に帰ってる最中、家の鍵をどこかに失くしたみたいで入れなかった。エントランスはオートロック。ここで「ついにここまで来たか。」って思ったんだけれど(そもそもこんな話書くことが「俺タフだろ?」みたいなダサい話だけれど)もうなんか「タフ」を極めすぎた弊害なのか一切の焦りも無く「窓から入ればいいか。」と窓から部屋に入り、その後警察に電話するのも忘れており、今に至る。多少のトラブルも動じなくなった。むしろなんかそういうトラブルすらちょっと面白いとまで思える。幸せなヤツだ。敢えて二度書くけれどこれを「楽しいトラブル」とアピールするヤツはめちゃくちゃダサい気がしてしまう。だが、書かずにはいられなかった。

 

 

 

 生活水準を上げれば鍵を紛失してもヘラヘラしていられるらしい。給料を上げるとか贅沢を続けるような話じゃなく、芳香剤を新調してみるとかそんなんでいいのだ。積み重ねなのだ。そして僕はヒョロガリな見た目とは裏腹に、鉄人になったらしい。そんなことを思った日曜でした。

 

 

それでは。